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排水口に物を落としてしまったらどうしたらいい?

公開日:2024/07/15  

排水口

排水口に物を落としてしまったら、焦りや不安が先立ちますが、冷静に対処すれば問題を解決することが可能です。まずはパニックに陥らず、その物の大きさなどを確認し、適切な道具を使って取り出す方法を試みましょう。もし、自力で取り出すことが難しい場合は、専門業者に相談することも大切です。

排水口に物を落とした際の注意点

排水口に物を落とした際は、まずは慌てず冷静に対処することが大切です。排水口に物を落としたかもと思ったら、以下の2点に注意してください。

水をすぐに止める

物が排水口に落ちたと思ったら、まず水を止めてください。水道やシャワーから水やお湯がでている場合には、すぐに止めましょう。これにより、物が水流に乗って配管の奥に行くのを防ぎます。もし、配管内に入ってしまっても、水流がなければ途中で引っかかっている可能性もあるため、必ず水を止めるように心がけましょう。

冷静になって探してみる

次に、本当に排水口に物が落ちたのかをキチンと確認しましょう。排水口に落ちたと思っても、意外と近くに落ちていたり、ピアスのような小さなものなら自身にくっついていることもあります。また、洗面台やシンクのなかを丁寧に確認することも大切です。

落とした物が見える場合

排水口に落とした物が目視できる場合には、迅速に対処することが重要です。以下で、取り出し方のポイントやコツを紹介します。

手が届く場合

まず、排水溝の入り口やヘアキャッチャーなど、手が届くところに物がひっかかっている場合は、すぐに取り出しましょう。ただし、慎重に取り出さないと、さらに中へ落ちてしまう可能性があるので十分気を付けてください。

目視できるが手が届かない場合

物は目視できるけれど手が届かないといった場合は、工具などを使用して取り出す必要があります。たとえば、排水口にピッタリと洋服のボタンなどがハマってしまった場合には、マイナスドライバーをなかに入れて、落ちた物の角度を変えることで、取り出せることが多いです。

また、排水口のなかに物が入り込んでおり、隙間がない場合は、割り箸などに両面テープを巻いたものを使ってみてください。粘着力の強いテープを使用すると、物を引き寄せることができます。

落とした物が見えない場合

落とした物が目視できない場合は、すでに配管トラップ、汚水桝、または下水道などのなかに移動している可能性が高いでしょう。以下では、それぞれの対処法を紹介します。

配管トラップの確認方法

配管トラップのなかは自身で確認することが可能です。まずは、止水栓を閉めて配管周りを養生してください。養生が完了したら、給水管の栓にマイナスドライバーを差し込み、半時計回りに回しましょう。次に、配管のナットを緩めて取り外します。ナットを緩める作業は力のいる作業なので、怪我をしないように気を付けてください。

また、トラップがある配管は、外すときに水がこぼれる可能性があるので床が水浸しにならないよう、乾いたぞうきんなどを敷き詰めておきましょう。そして、配管トラップのなかを確認します。ここに落とした物があれば取り出し、配管を元通りにしたら完了です。

なお、元通りにする際はナットをきつく締めることを忘れないでください。もし、ナットが締まりきっていないと、水漏れや共振などのトラブルにつながります。そのため、動かなくなるまでしっかりと締めましょう。

汚水桝の確認

配管トラップのなかに落とした物がなかった場合は、汚水桝の確認をおこないましょう。一戸建ての場合であれば、汚水桝は敷地内の地面にあるはずです。「おすい」と書かれたふたを開ければ、なかを確認できます。ただ、このなかは非常に不衛生です。そのため、なかを確認する際には、ゴム手袋をしてスコップなどを使用しましょう。

落とした物が見つかっても、素手で触らず、きれいに洗ってください。一方、集合住宅の場合は、個人が汚水桝を確認することはできません。そのため、建物の管理者に相談し、確認方法を尋ねる必要があります。

下水道の確認

配管トラップにも汚水桝にも落とした物がなかった場合には、下水道までいってしまっている可能性があります。下水道の場合、自力で確認することはできません。そのため、専門業者に連絡し、状況を説明してサポートを受ける必要があります。

また、配管トラップや汚水桝の確認に自信がない場合にも、専門業者を頼りましょう。自身で無理に作業をおこなうと、排水管を傷つけたり、深刻なトラブルにつながる可能性もあります。物を落とした旨を伝えれば、快く対応してくれる業者がほとんどなので安心して問い合わせてみましょう。

まとめ

排水口に物を落とした際は、焦らず冷静に行動しましょう。物が目視できる場合は、迅速に取り出し、手の届かない場所でも工具を使うことで対処することができます。一方、目視できない場合は、配管や汚水桝の確認が必要ですが、自身での作業に不安があれば専門業者に頼ることも大切です。

なお、下水道の確認は個人でおこなうことができないので、速やかに専門業者へ相談してください。今回紹介した応急処置の方法を実践し、安全を確保しつつ迅速な行動を心がけましょう。

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